• 2026年2月3日 20:11

平成27年に世界文化遺産に登録された「三角西港」は、明治維新後の殖産興業の象徴として、政府が招いたオランダ人水理工師ローウェンホルスト・ムルドルによって設計されました。明治20年に完成し、美しい石積みの埠頭や水路、橋など当時の施設が、貿易港としての役割を終えた後もほぼ原型のまま残されています。日本唯一の湾港史跡として、観光客や釣り人、散歩を楽しむ人々で賑わっています。

「浦島屋(うらしまや)」という名のコロニアル様式のホテルは、熊本を訪れた文豪・小泉八雲も立ち寄った名所です。現在の建物は、平成5年に当時の写真をもとに復元されました。「龍驤館(りゅうじょうかん)」は、明治天皇の即位50年を記念して建設され、三角西港の歴史を学ぶことができる場所です。「旧三角海運倉庫」は現在、「西港明治館」としてレストランとして利用されており、ウッドテラスからは美しい海を眺めながらリラックスした時間を過ごせます。

「旧高田回漕店」も当時の面影を色濃く残す建物で、回漕店とは船や荷馬車を扱う運送会社・商店のことです。「ムルドルハウス」はムルドルの名にちなんだおみやげ屋さんで、ここでしか手に入らないお菓子や雑貨などが販売されています。在りし日の面影を感じながら、潮風かおる港を散策すると、旅の思い出がより深まることでしょう。

開催場所

熊本県宇城市三角町三角浦